成年後見人って、どんなことをするの

家庭裁判所から選任された成年後見人は、本人の代わりに契約をしたり、財産の管理などの支援を行うと聞きました。成年後見人は普段、どのようなことをしているのですか?

Q
成年後見人の主な仕事というのは、本人の財産管理だけですか?また、そのお仕事は、いつまで続くのですか?
A

成年後見人の行う仕事は、大きく分けると「財産管理」と「身上監護」です。「財産管理」と「身上監護」とは、本人が生活していく上で密接に関連しています。病院で診療を受けたり、デイケアに通ったり、介護施設に入所したり、買い物をしたり、ヘルパーさんを頼んだりなど、本人が生活をしていく上で、日々の需要を満たす必要があります。

しかし、本人には物事の判断をする力が不足していますので、成年後見人が本人に代わってこれらの契約をしなければなりません。また、そのために必要な本人のお金を代わりに支払わなければなりません。それのみならず、本人に代わって本人の財産も管理しなければなりません。

成年後見人は、定期的な収支状況の管理とそれらを正確に把握するために、ご自宅や施設・病院の入所・入院先へ定期的かつ継続的に訪問し、本人の状況に変更がないか「見守り」を行います。

本人が亡くなると、その時点で後見は終了します。後見人は管理していた財産等を相続人へ引き継いで、任務が終了します。
※本人が亡くなると、後見する対象が無くなりますので、「法定」後見のみならず、「任意」後見も「後見」の範囲で終了するでしょう。

 相談時間 月曜~金曜 8時30分~17時15分
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【問合わせ】市成年後見センター(市社会福祉協議会内)
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